2009年11月25日
ありがとうの意味

某・SNSで、
「買い物のとき、
客側から店員に "ありがとう" をいうのは、最低限のヒトとしてのマナーだ」
と書いたところ、つぎのような御質問のコメントをいただきました。
> 買い物の場合は普通店員サイドがありがとうというべきなのではないか?
> 買い手はなにに対してお礼を言っているのか?
今回は、これらについて簡単に考えてみます。
まず、
「買い物の場合は普通店員サイドがありがとうというべきなのではないか?」
これは、もちろん!です。
お客さんに自分の店と商品を選んで買っていただいたのですから、店員が客に「ありがとう」をいうのは当然です。ここは異論のないところですね。
では次。
「買い手はなにに対してお礼を言っているのか?」
ここ、引っかかる方が少なからずいらっしゃいますね。
つまり、
「客はお金を支払って、その金額分のサービスを受けているのだから、
"ありがとう" をいう必要はないのではないか?」
ということですが、それは「ノー」だと言わせていただきます。
客からの「ありがとう」には沢山の意味が含まれていますが、1つ1つを掘り下げると話が絡まるだけでしょうから、簡単に書きますと、
「謝意」「慰労」
もしくは
「ささやかなコミュニケーション」
というとこになるかと思います。
例えば、
お店にいるとき、こんなふうに思うことがあるでしょう?
「この店の雰囲気はいいな」
「この店員さんの応対は気持ち良いな」
「丁寧な包装をしてくれて嬉しいな」
「夜遅くまでよく頑張っているな」
それぞれ、いちいち口に出して褒めてあげるのが一番なんですけど、毎回そうもしていられません。ですから、最後にひとこと「ありがとう」という言葉に込めて伝えてあげればいいのです。
客と店員という立場ですし、「お金を出してるのだから、やってもらって当然」なのは確かですけど、そこはヒトとヒトですから。
機械的に「やってもらって当然」としてしまうのではなく、ひと言だけでも声をかけてコミュニケーションをとる。それが「ありがとう」なんです。
もちろん、普段、買い物をして「ありがとう」を言うときにこんなことを考えているわけではなく、もっと形式的になっていることがほとんどです。
「形式的」なんて書くと「気持ちがなにも入っていなくてもいいのか」ということになりそうですが、そうではありませんよ。
それはつまり、レストランで自分でお金を支払って食事をするときや、自炊をして食事をするときにも「いただきます」をいうのと同じことなんだと思います。
・・・ あなたは、どう思いますか?
2009年02月21日
細長い と 長細い
昨日、
「疑惑のエビフライ」
の記事を書いてるとき、
「長細い」
と打とうとしたけど漢字変換ができず。
あれ? と思いつつも
「細長い」
と打ち直しました。
「長細い」は変換できなかったけど、「細長い」は変換できました。
気になって後で辞書で調べてみると、
細長い ・・・ 細くて長いこと
長細い ・・・ 長くて細いこと
と、両方載ってました。
「細長い」 と 「長細い」
どっちでもいいんでしょうけど、
「細長い」 の方が、 「長細い」 よりも細くて長いような感じがしますね。
あくまで私の個人的な感覚ですけど、
「細長いフランスパン」 だと、長いんだけど、細すぎて食べ応えがない感じ
「長細いフランスパン」 だと、長さもそこそこあるけど、太さも標準くらいはある感じ
がします。
「疑惑のエビフライ」
の記事を書いてるとき、
「長細い」
と打とうとしたけど漢字変換ができず。
あれ? と思いつつも
「細長い」
と打ち直しました。
「長細い」は変換できなかったけど、「細長い」は変換できました。
気になって後で辞書で調べてみると、
細長い ・・・ 細くて長いこと
長細い ・・・ 長くて細いこと
と、両方載ってました。
「細長い」 と 「長細い」
どっちでもいいんでしょうけど、
「細長い」 の方が、 「長細い」 よりも細くて長いような感じがしますね。
あくまで私の個人的な感覚ですけど、
「細長いフランスパン」 だと、長いんだけど、細すぎて食べ応えがない感じ
「長細いフランスパン」 だと、長さもそこそこあるけど、太さも標準くらいはある感じ
がします。
2009年01月29日
ヘレとメンチ
今朝放送された、

「Oha!4 ニュースライブ (日本テレビ系/日テレニュース24)」
の最後のお取り寄せコーナーで、出てきた

カツサンドにちなんで、
「関西では、"ヒレ(肉)" のことを "ヘレ" と呼ぶ」
という雑学(?)が紹介されていました。
たしかに、関西では "ヘレ" といいますね。
かといって、 "ヒレ" とも言わないこともなく、どっちでも通じる中途半端な状態ですけど、
なんか、
"ヘレ" と言った方が、ちょっとハイカラな感じがしますな。
まあ、
小麦粉を、メリケン(=American)粉
と呼ぶのも関西が中心らしい(?)し、
外国語の発音に割と忠実にカタカナ化するのは関西の方が多いのかな?と思ったのですけど、
ミンチカツ を メンチカツ
と呼ぶのは東京方面中心だったりして、日本語はやっぱり奥深い。

タイミングよく、阪神の新外国人・メンチの話題もやってたので写真を撮ったけど、
いまいち上手く本文にハマリませんでした・・・
Oha!4ニュースライブ
http://www.ntv.co.jp/oha4/

「Oha!4 ニュースライブ (日本テレビ系/日テレニュース24)」
の最後のお取り寄せコーナーで、出てきた

カツサンドにちなんで、
「関西では、"ヒレ(肉)" のことを "ヘレ" と呼ぶ」
という雑学(?)が紹介されていました。
たしかに、関西では "ヘレ" といいますね。
かといって、 "ヒレ" とも言わないこともなく、どっちでも通じる中途半端な状態ですけど、
なんか、
"ヘレ" と言った方が、ちょっとハイカラな感じがしますな。
まあ、
小麦粉を、メリケン(=American)粉
と呼ぶのも関西が中心らしい(?)し、
外国語の発音に割と忠実にカタカナ化するのは関西の方が多いのかな?と思ったのですけど、
ミンチカツ を メンチカツ
と呼ぶのは東京方面中心だったりして、日本語はやっぱり奥深い。

タイミングよく、阪神の新外国人・メンチの話題もやってたので写真を撮ったけど、
いまいち上手く本文にハマリませんでした・・・
Oha!4ニュースライブ
http://www.ntv.co.jp/oha4/
2009年01月11日
「さん」付け
亀さん、
象さん、
豚さん、
牛さん
・・・
それに
・・・

飴ちゃん。
普段、なんにでも「ちゃん」「さん」付けしていると、
亀、象、豚、牛、飴
などと "呼び捨て" にするのは、なんだか失礼な気がしてきます。
そういえば、
「犬にエサを・・・」
と来ると、
「やる」
と続けるのが正しい日本語なのだそうですね。
それを丁寧に
「あげる」
とするのは誤りなんだそうですが、
でも、動物と人間の関係をこんなふうに決め付けられるのはどうなんでしょう?
私なんか、 「エサ」 という表現自体がなんか動物を下に見てるようで嫌なんですけど。
ということで、うちでは、
亀さんに、ごはんをあげる
が正解です。
象さん、
豚さん、
牛さん
・・・
それに
・・・

飴ちゃん。
普段、なんにでも「ちゃん」「さん」付けしていると、
亀、象、豚、牛、飴
などと "呼び捨て" にするのは、なんだか失礼な気がしてきます。
そういえば、
「犬にエサを・・・」
と来ると、
「やる」
と続けるのが正しい日本語なのだそうですね。
それを丁寧に
「あげる」
とするのは誤りなんだそうですが、
でも、動物と人間の関係をこんなふうに決め付けられるのはどうなんでしょう?
私なんか、 「エサ」 という表現自体がなんか動物を下に見てるようで嫌なんですけど。
ということで、うちでは、
亀さんに、ごはんをあげる
が正解です。
2008年10月02日
ヤバい
時代とともに変わりゆく言葉について考察する、新カテゴリー

何回続くかわかりませんけど、始めてみます。
-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-
第1回は、 「ヤバい」
「ヤバい」という言葉が本来と違う使い方をされていると言われますが、はたして?
-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-
例文:
1) 寝過ごした。ヤバい!
2) テストの問題が全然解けなかった。ヤバい!
3) このハンバーグ美味しすぎる。ヤバい!
4) 南の島って楽しすぎる。ヤバい!
1・2は、従来の、正しいとされる使い方。
3・4は、新しいとされる使い方です。
その違いはというと、
1・2は、悪い状況で使われていて、
3・4は、良い状況で使われている。
本来「ヤバい」とは悪い状況で使われるもので、良い状況で使うのはおかしい。
というのが、「大人」の見解ですが、さて。
-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-
ところで、根本的な話、
「ヤバい」って言葉はどういう意味なんでしょう?
辞書で調べてみると
(1)身に危険が迫るさま。あぶない。「―・いぞ,逃げろ」
(2)不都合が予想される。「この成績では―・いな」
となっています。
つまり、
「ヤバい」とは、
自分に何かしらの「不都合が予想される」「危険・危機が迫っている」ときに使う言葉
ということになります。
-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-
では、ここで問題。
1) 寝過ごした。ヤバい!
この場合の「予想される不都合」とは一体、何でしょうか?
寝過ごしたこと ?
いいえ、
寝過ごしたことは、既に起こった事実で、「不都合が起こる原因」です。
「予想される不都合」ではありません。
それじゃ、「予想される不都合」はどこに?
実は、この文章には省略されている部分があります。
この文章は、本当は、
1) 寝過ごした。ヤバい! 会議に間に合わない!
です。
そしてこの、「会議に間に合わない!」こそが、「予想される不都合」なのです。
同じように、2の例文の省略されている部分を書くと、
2) テストの問題が全然解けなかった。ヤバい! 留年しちゃう!
となります。
この場合の「予想される不都合」はもちろん、「留年しちゃう!」です。
はい、
1・2ともに、確かにそこに「予想される不都合」があることがわかりましたね。
-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-
では、
3・4はどうか?
もちろん、省略されている部分があります。
それは、
3) このハンバーグ美味しすぎる。ヤバい! 他の店じゃ食べられなくなる!
4) 南の島って楽しすぎる。ヤバい! もう家に帰りたくなくなっちゃいそう!
です。
いかがでしょう? そうなんです。
これらに省略されていた
「他の店じゃ食べられなくなる!」 も
「もう家に帰りたくなくなっちゃいそう!」 も、
良い体験をしてしまったがために、困ったことになりそう。 という、
「予想される不都合」 なのです。
良い状況での「ヤバい」も、「不都合が予想される」という意味で「ヤバい」のです。
決して、逆説的な表現で使っているというわけではありません。
-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-
さらに深く分析すると、
1・2は、悪いことが原因で、自分が悪い状況に追い込まれることを予想している。
3・4は、良すぎることが原因で、今までと同じでは満足いかなくなることを予想している。
ちょうど、「尊敬語」と「謙譲語」のような関係で ・・・ ややこしいのでやめときましょう。
-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-
結論:
良い状況での「ヤバい」は、日本語的に考えても正しい。

何回続くかわかりませんけど、始めてみます。
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第1回は、 「ヤバい」
「ヤバい」という言葉が本来と違う使い方をされていると言われますが、はたして?
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例文:
1) 寝過ごした。ヤバい!
2) テストの問題が全然解けなかった。ヤバい!
3) このハンバーグ美味しすぎる。ヤバい!
4) 南の島って楽しすぎる。ヤバい!
1・2は、従来の、正しいとされる使い方。
3・4は、新しいとされる使い方です。
その違いはというと、
1・2は、悪い状況で使われていて、
3・4は、良い状況で使われている。
本来「ヤバい」とは悪い状況で使われるもので、良い状況で使うのはおかしい。
というのが、「大人」の見解ですが、さて。
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ところで、根本的な話、
「ヤバい」って言葉はどういう意味なんでしょう?
辞書で調べてみると
(1)身に危険が迫るさま。あぶない。「―・いぞ,逃げろ」
(2)不都合が予想される。「この成績では―・いな」
となっています。
つまり、
「ヤバい」とは、
自分に何かしらの「不都合が予想される」「危険・危機が迫っている」ときに使う言葉
ということになります。
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では、ここで問題。
1) 寝過ごした。ヤバい!
この場合の「予想される不都合」とは一体、何でしょうか?
寝過ごしたこと ?
いいえ、
寝過ごしたことは、既に起こった事実で、「不都合が起こる原因」です。
「予想される不都合」ではありません。
それじゃ、「予想される不都合」はどこに?
実は、この文章には省略されている部分があります。
この文章は、本当は、
1) 寝過ごした。ヤバい! 会議に間に合わない!
です。
そしてこの、「会議に間に合わない!」こそが、「予想される不都合」なのです。
同じように、2の例文の省略されている部分を書くと、
2) テストの問題が全然解けなかった。ヤバい! 留年しちゃう!
となります。
この場合の「予想される不都合」はもちろん、「留年しちゃう!」です。
はい、
1・2ともに、確かにそこに「予想される不都合」があることがわかりましたね。
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では、
3・4はどうか?
もちろん、省略されている部分があります。
それは、
3) このハンバーグ美味しすぎる。ヤバい! 他の店じゃ食べられなくなる!
4) 南の島って楽しすぎる。ヤバい! もう家に帰りたくなくなっちゃいそう!
です。
いかがでしょう? そうなんです。
これらに省略されていた
「他の店じゃ食べられなくなる!」 も
「もう家に帰りたくなくなっちゃいそう!」 も、
良い体験をしてしまったがために、困ったことになりそう。 という、
「予想される不都合」 なのです。
良い状況での「ヤバい」も、「不都合が予想される」という意味で「ヤバい」のです。
決して、逆説的な表現で使っているというわけではありません。
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さらに深く分析すると、
1・2は、悪いことが原因で、自分が悪い状況に追い込まれることを予想している。
3・4は、良すぎることが原因で、今までと同じでは満足いかなくなることを予想している。
ちょうど、「尊敬語」と「謙譲語」のような関係で ・・・ ややこしいのでやめときましょう。
-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-
結論:
良い状況での「ヤバい」は、日本語的に考えても正しい。


